Jリーグは27日、来季のJ1とJ2の参加資格となるクラブライセンスの判定結果を発表し、新たにJ2の水戸ホーリーホックにスタジアム改修工事の「条件付き」でJ1ライセンスが交付された。

水戸はJ1に昇格した場合、笠松運動公園陸上競技場をホームスタジアムにする予定で、昇格の順位要件を満たした場合はJ1の基準に合わせて改修するという。

ただ、順位要件を満たせなかった場合はスタジアムを改修せず、その場合はこれまで通りのJ2ライセンスに戻る。

水戸は現在、J1昇格を懸けたプレーオフ参入圏内の6位に勝ち点10差の11位につけている。

また、今季J2でJ1自動昇格圏の2位につけている町田は、スタジアムの入場可能数やトレーニング施設が基準を満たしていないとして、J1ライセンスが認められなかった。このまま順位要件を満たしても、J1には昇格できない。仮に2位以内に入った場合は、J1への自動昇格枠とJ2への自動降格枠がそれぞれ1減となり、3~6位以内の場合は、プレーオフへの出場チームが1つ減ることとなる。

また、J3秋田にも初めてJ2ライセンスが交付された。これでJ3からJ2に昇格できるのは、J1ライセンスの群馬、富山、北九州とJ2ライセンスの秋田、長野、鳥取、鹿児島、琉球の8クラブとなった。

J1、J2のライセンスは合計48クラブが取得。J1ライセンスは水戸を含めて41クラブとなった。J3ライセンスの交付判定は10月の理事会で決まる。