サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(34)がリーグ2点目となるヘディング弾を決め、勝ち点3を導いた。18日に就任した金明輝監督の初戦で初白星をプレゼント。勝ち点33で暫定15位となり、J2自動降格圏も脱出した。「3ポイントが必要だったので、大切なゴールになった。新監督になって自分の役割もチームの雰囲気も変わった。あと4試合、全部決めて、全部勝ちます」と誓った。

186センチの高さと技術を生かした得点だった。「左からのクロスが少し短かったけれど、少しずつスピンをかけてゴールした」。ニアサイドで競り勝ち、逆サイドネットを揺らした。8月26日のG大阪戦(3○0)以来ゴールがなく、前節6日の湘南戦(0●1)では初めて出番のないまま試合を終えた。「出場はうれしいし、(J1に)残るためには次の試合も大事になる」。派手なガッツポーズは、残留争いにも勢いをつけた。