湘南ベルマーレが清水エスパルスに0-0で引き分けた。

湘南は10月27日にルヴァン杯決勝で横浜に競り勝ち、タイトルを獲得した。優勝から3日後の10月30日には、台風で延期になったジュビロ磐田戦が組まれていた。7日間で3試合の過密日程の中、磐田戦はルヴァン杯の決勝と同じ先発メンバーを組んだが0-1で敗戦。今節は、メンバーを4人入れ替え、東京五輪世代のDF杉岡大暉(20)、FW梅崎司(32)がベンチスタート。大卒1年目の155センチのFW山口和樹(23)がリーグで初先発を務めた。

前半から主導権を握ったのは湘南。速いプレスで清水のミスを誘い、カウンターを仕掛けていく。前半36分、湘南DF坂圭祐(23)のシュートはバーに阻まれた。清水は耐え抜き前半を0-0で折り返す。

清水は後半頭からMF金子翔太(23)に替えMF村田和哉(30)を投入し打開を図る。後半10分には、日本代表の森保一監督が見守る中、10月の日本代表に招集された清水FW北川航也(22)がスピードに乗って裏に抜けシュート。こぼれ球にFWドウグラスが反応できず好機を逃した。後半20分、清水にアクシデントが発生する。DF河井陽介(29)が倒されたが主審の笛が吹かれず、見かねたヤン・ヨンソン監督(58)が自身の目の前に転がってきたボールをピッチに蹴りこみ抗議。主審から退席処分を受けた。指揮官が不在の中、後半26分、カウンターからMF白崎凌兵(25)が決定機を迎えるが、湘南GK秋元陽太(31)の好セーブに阻まれた。