横浜FCがMF斎藤功佑(21)の値千金の決勝弾でヴァンフォーレ甲府を下し、3位でリーグ戦を終え、J1昇格プレーオフを戦うことが決まった。

勝ち点は、この日引き分けた2位大分トリニータと並んだが、得失点差で3位となった。2位以内の自動昇格はならず、FWカズ(三浦知良、51)は「昇格まであと1歩だった。それも勝負の厳しさ。どこかで、あの(勝ち点)1ポイント、1ゴールが…、と思いますが他のクラブも同じ」とちょっぴり悔しさをにじませた。横浜FCは12月2日に、東京Vと大宮の勝者と対戦し、引き分け以上でJ1の16位のチームと入れ替え戦を戦う。カズは「記録では3位ですが、J1昇格の3番目の切符を得られなければ何もならない。そういう気持ちで戦いたい」と、J1昇格への2試合を見据えた。

この日は、シュート数は甲府を下回ったが、粘り強い守備で耐え、少ないチャンスをものにした。決勝点の斎藤は、カズに「腰が痛い」と相談したところ、カズが、自身が愛用している西川の最新の高級マットをプレゼントしてくれたことを明かし「マットのおかげです。睡眠の質が全然違います」と、カズの“アシスト”に感謝していた。