J1ジュビロ磐田FW小川航基(21)が20日、令和初となる「静岡ダービー」での今季公式戦1号を誓った。

磐田市内での調整後、名波浩監督(46)が22日のルヴァン杯清水戦(ヤマハ)での起用を明言。先発が確実となったストライカーは「コンディションは問題ない。これまで点が取れていないし、自分の得点で勝つ試合にしたい」と、宿敵を沈めるゴールに照準を向けた。

現在チームは、対清水で公式戦3連敗中。同杯では既に1次リーグ(L)突破となる2位以内が確定しているが、伝統の一戦となれば別だ。指揮官は1次L第3節以降、公開としてきた前日練習を完全非公開にした。小川航も「消化試合だとは思っていない。ダービーには負けられない」と、語気を強めた。

6月1日からはU-22(22歳以下)日本代表として、フランスで開催されるトゥーロン国際大会に臨む。2020年東京五輪出場を目指す小川航にとって、大事なアピールの場になる。「結果にこだわってやっていきたい」。同代表に合流する28日までの公式戦は、清水戦を含めて残り2試合。弾みとなる1発をたたき込む。【前田和哉】