この湘南ベルマーレ戦でヴィッセル神戸の大型連敗がストップされるかが最大の注目点だ。試合開始は午後3時。

神戸は前節5月18日の横浜F・マリノス戦で7連敗となり、J1リーグでのクラブワースト記録を更新した。一時は優勝争いに加わろうとしていたが、まさかの残留争いに巻き込まれている。最後に勝ったのは3月30日、4-3の壮絶な打ち合いを制した敵地ガンバ大阪戦。以来ほぼ2カ月がたった。ホームでは3月2日鳥栖戦以来、4試合白星なし。

7連敗の詳細は以下の通り

4月6日・1●2松本

4月14日・2●4広島

4月20日・0●1浦和

4月28日・1●2川崎F

5月4日・1●2札幌

5月12日・0●1鹿島

5月18日・1●4横浜

前任のスペイン人、リージョ監督が4月14日広島戦に2-4で大敗し、その3日後に辞任発表。昨年途中まで務めた吉田監督が復帰したが、5戦全敗で計7連敗まで伸びた。

公式戦では4月10日ルヴァン杯大分トリニータ戦以来、勝ち星がない。J1リーグを合わせて9連敗。吉田監督の就任後は公式戦8戦全敗という低迷が続いてきた。9連敗後の5月24日には、三木谷会長が神戸市内の練習場を電撃訪問し、選手らを激励したほどだ。

FWビジャ、MFイニエスタ、ポドルスキの、いわゆるVIPトリオだが、J1リーグで3人そろって出場したのは最後に勝った3月30日G大阪戦以来ない。前節はビジャこそフル出場したが、イニエスタはベンチ外、ポドルスキは4戦連続ベンチ外だった。大物外国人選手も故障などを抱え、窮地に陥っている。