清水エスパルスの大卒ルーキーMF西沢健太(22)がリーグ戦初先発へアピールする。19日は静岡市内で調整。ゲーム形式では軽快な動きで好調ぶりを示した。

前節のホーム横浜F・マリノス戦では後半ロスタイムに決勝点。プロ初ゴールでチームを勝利に導いた。試合直後には友人らから祝福の連絡が届いたといい「100件以上はきていた。注目してもらえている」と反響の大きさを実感した。

次戦のアウェー名古屋グランパス戦(22日、パロ瑞穂)では先発に抜てきされる可能性もある。チームは午後も練習を実施。若手主体で行うメンバーにこれまで西沢も含まれていたが、この日は“免除”された。篠田善之監督(48)就任後は4試合連続で途中出場。前体制で出番がなかった22歳の評価は急上昇している。それでも、西沢は「得点以外のチャンスを決められなかった反省を生かして、練習からしっかりやっていきたい」と、浮かれずにポジションを奪いにいく。【神谷亮磨】