世界ランキング13位の日本は同6位のイランに0-1(前半0-0)で敗れて2勝1敗となり、B組2位での準決勝進出が決まった。

ともに2連勝でベスト4を決めている同士の首位決戦。日本はFP(フィールドプレーヤー)に主将の川村怜(30)、佐々木ロベルト泉(41=以上パペレシアル品川)、田中章仁(41)黒田智成(40)、GK佐藤大介(35=以上たまハッサーズ)のベストメンバーでスタートし、組織的な攻守でリオデジャネイロ・パラリンピック銀メダルのイランに対抗した。

前半から川村、黒田が何度か決定的なチャンスをつくったが相手GKに阻まれ、佐藤がファインセーブで失点を防いだ。しかし、後半9分すぎに右サイドを突破されてゴールを許し、その後の反撃も及ばなかった。

7大会ぶり2度目の優勝を目指す日本は5日の準決勝でA組を勝ち上がった世界3位の中国か同15位のタイと対戦する。

大会は出場8チームがA、B2組に分かれた1次リーグを戦い、上位2チームが決勝トーナメント(準決勝)に進出。05年から2年に1度開催され、今回が8回目。中国が4連覇を含む5度、日本、イランが1度ずつ優勝している。日本を除く上位2チームに東京パラリンピック出場権が与えられる。