新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、3月15日までに予定していたJリーグの全公式戦が延期になったことを受け、関西のJクラブもそれぞれ対応を迫られた。

ヴィッセル神戸は26日、チームが28日から5連休となることを決定。3週間の中断期間となったことで、クラブ側は「各選手には、オフ期間中は体調維持に努めるように伝えた」という。今季公式戦4試合すべてに先発してきたMFイニスタら外国籍選手も母国に戻らず、あくまで日本で静養する。過密日程の先頭を走ってきた神戸だけに、この3週間は逆に疲労を取り除くために有効に使いたい思惑がある。

セレッソ大阪は、通常通り練習を行っていくが一般非公開となる予定。さらに3試合ほど練習試合を入れるが、無観客などの対応をとる見込み。クラブ幹部は「この問題がいつまで続くのかを見守るしかない」。クラブ内で予定していた歓迎会なども中止にしたという。

ガンバ大阪は、この日から3連休となった。オフ明けは当面は一般非公開の練習となる。本来なら3月1日のホーム初戦ベガルタ仙台戦で、MF遠藤保仁がJ1最多出場記録を単独で塗り替える632試合となるはずだった。3週間後に再開されれば3月18日のアウェー、大分トリニータ戦が新記録の舞台となる。