J1ヴィッセル神戸の元日本代表DF酒井高徳(28)が9日、神戸市内の練習場で取材に応じた。

10日からクラブのユーチューブ公式チャンネルで、臨時休校中の子どもらへ配信する動画撮影なども行った。昨季はクラブの初タイトルとなる天皇杯優勝へ導いた男が、熱い思いを語った。

-動画撮影への思いは

酒井 何か力になれればと思った。僕らは発信する立場にいるので、やるべきことを率先してやっていきたいと思った。

-父親世代の思いもある

酒井 世の中のお父さんも働きに出ていると、子どもに何かをしてあげられない。元気でいてほしいけど、外に簡単に出られない。難しい現状だからこそ、選手各自が考えていること、できることをやりたい。(動画を見て)気晴らしに思ってくれればいい。

-Jリーグの公式戦が再延期になるかもしれない

酒井 ざっくり言うと、何を言っても仕方がない。(中断期間が)長いとか、(試合を)やれるのではないかとか、メディアを通じていろんな話がある中で、言えることは(決定に)従って、やれる時にやればいいということ。それまで期間があり、シーズン中だから練習もある。この期間をストレスに感じることなく、来るべき時に備えるのがプロ。再開された時にチームや自分がうまくいかないことがあっても、コロナ(新型コロナウイルス)の責任にはしない、という姿勢を保ちたい。

-現在練習で取り組むことはあるのか

酒井 課題が出てくればやっていく。(普段は)その週で対戦する相手に絞ってやるが、今は特にない。