東京ヴェルディはモンテディオ山形とスコアレスドローに終わり、3連勝を逃した。守備ではブラジル人GKマテウスの好セーブが光り、今季初の無失点で終えるも、自慢の攻撃が山形の守備ブロックを破れず勝ち点1にとどまった。前半12分に、MF井上潮音が相手GKと1対1になるビッグチャンスを逃したのが大きかった。永井秀樹監督は「ホームゲームで非常に悔しい試合」としながらも「守備陣が非常に粘り強くゼロで抑えて。何とか勝ち点1とれたことは良かった」と振り返った。チームはヴァンフォーレ甲府、ジェフ千葉に勝利し、直近3試合は不敗。相手最終ラインの背後が生かせず、引いて守る相手を崩しきれない反省は残るが、指揮官は「最後が崩せない試合で最低限、相手にも勝ち点3を与えず負けないことは長いリーグ考えると大事。選手がよくやってくれた。必ず次につながる」と前を向いた。