柏レイソルとサンフレッチェ広島の対戦は引き分けに終わった。広島は24歳のDF荒木隼人が、リーグトップの得点を誇る柏FWオルンガを粘り強くマーク。前半42分には、広島GK林が飛びだし、無人となったゴールにオルンガのシュートを浴びたが、荒木がゴールマウスに懸命に戻り、ゴールラインギリギリでクリアする一幕もあった。

前節川崎フロンターレ戦は5失点と完敗。荒木は「5失点でチームとして非常に悔しい結果で、トレーニングで守備を確認してきた」。今節はオルンガとのマッチアップで「なるべくシュートを打たせないようにと意識していた。身長も高くて非常に体が強かった。ターンを警戒してた。ターンでボールをつつこうと考えていた」と振り返った。前半ロスタイムに失点も、GK林の好セーブもあり相手エースに得点を許さなかった。城福監督は「荒木がよく耐え、粘り強くやった。林も至近距離のシュートを対応してくれた」と守備陣をねぎらった。