左足の手術を受けた北海道コンサドーレ札幌MF荒野拓馬(27)が3日、札幌市内のクラブハウスを訪れ、チームメートらに退院を報告した。

11月21日清水エスパルス戦で相手との接触で負傷。左腓骨(ひこつ)骨折と左足首靱帯(じんたい)損傷で同25日に手術を受け、前日2日に退院した。松葉づえを使用しながら歩行するも、元気そうな表情で取材に応じ「全治4~6カ月と言われたけど、驚異の回復力を見せたいと思う」と前向きに話した。

入院中は新型コロナウイルスの影響で面会も禁止されており、「寂しい。人としゃべるのが好きなので」と、チームメートらと積極的に連絡を取り合った。この日も「いち早くみんなの顔が見たかった」と再会を喜んだ。

約3時間の手術後は夜中、寝られないほどの痛みに襲われ少し落ち込んだが気持ちを切り替える。「まずは自分を見つめ直す。レベルアップする」と、リハビリ期間中での成長を誓う。

年明けから歩行練習を始める予定で、来季夏前までの試合復帰を目指す。