J1徳島ヴォルティスの甲本偉嗣ヘッドコーチ(41、HC)が24日、大分トリニータとの開幕戦(27日、昭和電ド)を前に、オンラインで会見を開いた。

新型コロナウイルスによる新規入国制限で、ダニエル・ポヤトス新監督(42)のチーム合流時期は未定。開幕戦は監督不在のまま戦うことになる。

ベンチ入りのメンバーはポヤトス監督の意見を入れつつ、現場スタッフを中心に決定。監督代行を務めることになる甲本HCは「試合中の指揮は一任されています。選手は『やることを整理して、吹っ切れてやるしかないね。楽しむしかないよね』という方向に向かっていっている」と不安を払拭(ふっしょく)し初戦を迎える。

選手は監督からスタッフを通じて指示を受けることもある。MF岩尾憲主将(32)は、言葉のニュアンスや指示の重要性など、伝わりにくさはあるとしながらも「言われていることだけやると、チャンスを作れない。判断だったり、ポジショニングを1個1個クリアしていけば、結果的に勝ちにつながる」と語り、開幕戦の勝利を誓った。【南谷竜則】