来季G大阪監督で指揮を執る大分トリニータ片野坂知宏監督(50)が20日、大分市の昭和電工ドームで退任会見を行った。天皇杯決勝から一夜明け、約30人の報道陣を前に就任6年間の思いを時折涙を浮かべて語った。
一問一答は以下の通り。
-6年間の思いは
片野坂監督 クラブに恩返ししたいと思って就任した。J1に上げる覚悟を持ってやらせてもらった。大分でプレーし、ジュニアユースを指揮し、S級ライセンスを取らせてもらった縁、ご恩があるクラブ。6年間やらせてもらい、少しは恩返しができたかな。
-今後は
片野坂監督 指揮を執らせてもらった6年間を忘れることはない。次のステップに進んでサッカー界のために精進したい。
-指揮スタイルは
片野坂監督 スタッフと話すことを大事にしたい。選手とも意見を言い合う関係大事と強く感じた。いろんな意見をぶつけ成長し、いいチームをつくれるようにしたい。
-大分のパスをつなぐサッカーへの手応えは
片野坂監督 ゴールキーパーからボールをつなぎ攻撃を構築しチャンスを作る形は試行錯誤でトライして来て、大分のカラーは示せた。
-クラブへは
今後の指揮官にもいろんな戦い方があるので、工夫されると思う。天皇杯の決勝で出た選手が、今後どう生かすのか見ておきたい。もっと突き詰めてトレーニングからトライしてほしい。