来季J2降格のジュビロ磐田は、今季最終戦を白星で飾れなかった。

京都サンガF.C.からゴールを奪えず、0-0。スタンドを埋め尽くしたサポーターに勝利を届けられず、終了の笛と同時に選手らは肩を落とした。

試合後セレモニーでは、小野勝社長(64)がブーイングの中、来季の降格などについて「皆さんに申し訳ない気持ち」と話し、頭を下げた。「すべては私の責任」と続け、今年限りでの社長辞任を発表。スタンドから拍手が沸き起こった。

選手らは試合中、最後まで攻撃の手を緩めることはなかった。相手ゴールを揺らすことこそできなかったが、渋谷洋樹(ひろき)監督(55)から「戦う姿勢を見せてくれた」とねぎらわれた。指揮官は一方で「引き分けに終わり残念。悔しい」と唇をかんだ。

DF大井健太郎主将(38)は今季を振り返り、サポーターに「結果で恩返しできず、残念で申し訳ない」とわびた。その上で「来季も支えてくれたら」と訴え、ファンの力をJ1復帰につなげたいと話した。元日本代表MF遠藤保仁(42)は「1年でJ1に戻ってこられるよう、個々の努力やチームの完成度を高めなければ」と前を向いた。【倉橋徹也】