女子プロサッカーWEリーグの日テレ・東京ヴェルディベレーザが18日、東京・稲城市のヴェルディグラウンドで始動した。
WEリーグ開幕から背番号10を背負ってきたFW小林里歌子が米NWSLノースカロライナ・カレッジへと移籍。高倉麻子、野田朱美、澤穂希らそうそうたる選手たちが背負ってきた伝統の10番を、新たにMF木下桃香(20)がつけることになった。
木下は昨季、あこがれの阪口夢穂から受け継いだ「20番」をつけてプレー。「20番は夢穂さんの存在があって思い入れのある番号だったので(10番と言われた時に)すごい迷ったんですけど、ベレーザにとって10番は本当に大事な番号。任されたからにはやろうと思いました」と、竹本一彦強化部長から10番を言い渡された時の心境を説明。さらに「里歌子さんが移籍するって聞いた時に、里歌子さんからも『10番が誰になるか分からないけど、断りはしないでね』って言われていたので(笑い)」と付け加えた。
女子サッカーの老舗ともいえるベレーザだが、WEリーグが開幕してから2シーズン、いずれも3位に甘んじている。そんな中、なでしこジャパンの一員として東京五輪にも出場した木下は、20日開幕の23年女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会のことはあまり気にならないという。
「日本で1番を取ってないのに、世界を目指すというのは、自分は違うなと思うので。(WEリーグで頂点に立った時に)どういう世界が見えるか分からないですけど、今はなでしこのことは考えてないです」。ドリブルの技術、推進力、視野の広さから生まれるパスなど、プレー面でもまさしく澤穂希や阪口夢穂の系譜を引く20歳は、まずは日本の頂点を目指す。



