背番号14がチームを救った。2点ビハインドから川崎フロンターレがMF脇坂泰斗の得点などでコンサドーレ札幌とドローに持ち込んだ。
相手のマンツーマン気味のDFにてこずり、前半は2失点しただけでなく、シュート0本に終わるなど、敗戦ムード一色だった。
後半8分に相手に退場者が出たこともあり、リズムが生まれた。0-2の後半22分、ゴール前で相手のパスをカットしたMFマルシーニョからの横パスを脇坂が落ち着いて右足を振り抜き、ゴール左に決めた。これで直近5試合4得点で、今季7点目となった。「得点のところはいい感覚でやれています。いろんな要素はあると思うけど、自分のコンディションがいいっていうのは1つかなと思います」と冷静に分析した。
自身は好調を維持するが、チームは3連敗を喫するなど、調子が上がらない。常日頃「自分のプレーでチームを勝たせたい」と語る副主将にとって、チームの成績が伴わないことは、不満が残っている。「チームの勝利につながらないというのはすごく悔しい。もっともっとチームを勝たせられるようにするところが必要かなと感じています」。
とはいえ、ここ数試合で脇坂がみせる中盤でのクオリティーは、リーグの中でも頭一つ抜けており、日本代表に推す声もみられるほどだ。
連敗を止めたチームは天皇杯の準々決勝新潟戦、リーグ戦のセレッソ大阪戦とアウェーの連戦が続く。「連戦なので1人1人の準備、回復が必要です。大会が変わるっていう意味では切り替えが大事だと思うので、まずは天皇杯に向けていい準備を全員でしたいです」。強い覚悟を持つ14番がチームを引き上げる。【佐藤成】



