J1アルビレックス新潟の「新戦力」紹介の第3回はJ2レノファ山口FCから完全移籍したGK吉満大介(30)。足元の技術に優れ、両足を使いこなすキックはタイミングと精度にエラーがない。18年シーズンにはライナー性のボールでアシストをマークもしている。守備では1対1に強く、PKストップにも自信を持つ。チームGKの最年長が豊富な経験と明るいキャラクターでポジション争いを激化させる。

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記者の質問にもハツラツと答えるナイスガイがチームを盛り上げる。「31歳になる年での移籍、J1ステージに挑むことは自分にとって新たな挑戦」。武器は両足のキック。フィールドプレーヤーとつながるパスワークの練習ではショートパスをさばきながら積極的にビルドアップに参加する。またロングフィードの精度も抜群で、18年7月25日J2ロアッソ熊本戦ではボールをキャッチした瞬間、前線に抜け出した味方FWに超低弾道のフィードを通し同点ゴールをアシストしたこともある。

読みがさえるPKストップも持ち味の1つ。シーズンの初先発となった21年9月11日のJ2FC町田ゼルビア戦では、当時町田所属の太田のキックを右に飛んでセーブした。太田とは沖縄キャンプで当時の話になり「僕の新潟加入が決まってから当時の映像が新潟サポの間でバズってると修(太田)が言っている」と照れくさそうに笑いながら「PKは得意な方。決められた記憶があまりない」と頼もしく話す。

攻撃を組み立てる足元のアイテムはインソール(中敷き)メーカー「BMZ」のサッカースパイクを1年前から愛用。素足感覚ではなく、素足以上の機能を発揮させるスパイクで「常識破り」のフィードをくり出す。今季は日本代表復帰を狙う小島、安定感が増す阿部、高卒3年目の西村とポジションを争う。チームGK最年長となる吉満は「楽しく、時に厳しく。切磋琢磨(せっさたくま)しながらポジションを目指していく」と覚悟を示した。【小林忠】

 

◆吉満大介(よしみつ・だいすけ)1993年(平5)2月21日生まれ、鹿児島県出身。飛松FC-アミーゴス鹿児島U15-神村学園高-鹿屋体大-J2栃木-J2山口を経て、J1新潟加入。MF星とは17年に山口で1年間ともにプレー。J2通算89試合出場、J3通算30試合出場。187センチ、85キロ。利き足は右。背番号23。