コンサドーレ札幌は今季、パフォーマンスコーディネーターを新設した。就任したのは京谷洋佑氏(41)。コーチで加入した元東京VのDF戸川健太氏(43)とともに、岩政大樹監督(42)と戦いたいと集った。

京谷氏は同監督が現役だった岡山(当時J2)で15、16年の2季、トレーナーとして支えた。16年はJ1昇格プレーオフに初進出するも、C大阪に敗れた。「最後の最後に負けて、その悔しさっていうのは残っている。監督から話をいただき、あの時の悔しさを払拭できると思って『行きます』と言った」と今回の加入経緯を説明する。

「ケガ人が出たら、僕のせいだと思っていただいて大丈夫」と覚悟を示す。選手個々の状態を確認しながら、練習の強度や量を調整するのが役割。さらにパフォーマンスを最大限発揮させるためのアプローチもする。前所属の山形で同職を務めていた昨季は、選手ほぼ全員の最速スピードが時速1キロ上がったという。毎年ケガ人に悩まされた札幌で離脱者を出さないことはもちろん、プラスアルファを与える。

一方、戸川コーチは岩政監督と同学年で、明大時代の03年にユニバーシアード日本代表として一緒にプレー。母校で助監督を務めていたが、今回指揮官からの誘いを「大樹のために」と受けた。「僕も大樹もすごい学習が好き」と、勉強家は共通。ポルトガル語など複数言語を習得しており、外国人選手とのコミュニケーションの部分でも自信を見せる。【保坂果那】

◆京谷洋佑(きょうや・ようすけ)1984年(昭59)1月23日、室蘭市生まれ。室蘭東高-吉田学園札幌社会体育専門学校-東京メディカル・スポーツ専門学校から、09年市原・千葉レディース、10~16年J2岡山、17年からJ2山形のトレーナーに就任。21年から山形でパフォーマンスコーディネーターを務めた。元Jリーガーで、車いすバスケットボール日本代表としてパラリンピック4大会出場の京谷和幸氏(53)は兄。

◆戸川健太(とがわ・けんた)1981年(昭56)6月23日、東京都生まれ。東京Vユースから明大に進学し、03年ユニバーシアード韓国大会日本代表。04年東京Vでプロ入り。08年から横浜FC、11年から鳥取、15年から福島でプレーし、16年現役引退。J通算281試合13得点。ポジションはDF。23年から母校の明大でコーチ、24年は助監督を務めた。