森保ジャパンの新エース候補、ザルツブルクMF南野拓実が個の力を見せつけ欧州の舞台で日本人初の快挙を成し遂げた。アウェーで行われた欧州リーグ1次リーグのローゼンボリ(ノルウェー)戦に先発し、スーパーボレーを決めるなど前半だけでハットトリックを達成した。

まずは前半5分、右サイドからのパスを中央でフリーで受けると、ドリブルから右へ持ち出して対峙する相手DFをかわしてシュートコースを作り、ペナルティーエリア右からチェックにきた相手DFの股を抜く右足シュートをゴール左へ突き刺し、早々と先制点を奪った。

さらに同19分、センターライン付近からのロングフィードに反応。相手DF2人を置き去りにしてフリーで抜け出し、背後からのボールに左足をダイレクトで合わせてゴールネットを揺らすスーパーゴールを決めて2点目をゲットした。

そして3-0とリードした同45分、左からのMFシュラーガーのパスをまたいでスルーしてそのまま走り込み、FWグルブランドセンの折り返しを1トラップから左足シュート。これは相手GKの左足にはじかれたが、ボールは自身の体に当たって目の前のこぼれ、右足で無人のゴールで難なく押し込んでハットトリックを達成した。リーグ戦では17年2月19日のリート戦でハットトリックを達成しているが、欧州カップ戦では日本人選手初の快挙。

南野は後半12分、スルーパスを受け相手DF2人にはさまれながら放った右足アウトのシュートが相手DFのオウンゴールを誘ってチーム5点目に絡み、同33分に退いた。

チームは南野の活躍で5-2で快勝し、4連勝とした。