バルセロナがバイエルン・ミュンヘンのオーストリア代表DFダビド・アラバ(27)の獲得を目指していると、19日付のスペイン紙ムンド・デポルティボ(電子版)が伝えている。

スペイン代表DFジョルディ・アルバと競い合い、アルバが欠場した場合に代役として同等レベルのプレーができる左サイドバックとして白羽の矢を立てたという。

27歳の同選手は、Bミュンヘンで主力として活躍している。だが、BミュンヘンはAマドリードから移籍金8000万ユーロ(約100億円)でフランス代表DFリュカ・エルナンデスを獲得。左サイドバックとセンターバックでプレーできる世界トップレベルの選手を手に入れている。

Bミュンヘンとの契約を21年まで2年間残しているアラバは、現時点では契約更新を望んでいないという。もし、Bミュンヘンが莫大(ばくだい)な移籍金を得たい場合、今夏が大きなチャンスとなる。契約が残り1年になれば、さらに移籍金が下がるため、今夏での放出の可能性もあると伝えている。

バルセロナは、アラバについて問い合わせをしたが、Bミュンヘン側は放出に否定的だという。しかし、選手自身が3カ月以上前のインタビューで退団の可能性を否定していないため、今後大きな動きがあるかもしれない。

同じように、ベティスで攻撃的左サイドバックを務める22歳のDFフィルポも獲得候補リストに入っているという。同クラブには、将来的な候補としてバルサB所属の19歳のゴンサレスもいると伝えている。(高橋智行通信員)