日本代表MF久保建英(19)が所属するマジョルカは、3日に行われたスペイン1部リーグ第34節アトレチコ・マドリード戦で、今季のリーグ戦15回目のPKを取られたとスペイン紙アスが5日に伝えている。

マジョルカはAマドリード戦で、セドラルがペナルティーエリア内でモラタをつかんで倒したことにより今季15回目のPKの笛が吹かれていた。

この数字は1950-51年シーズンのリェイダ、1986-87年シーズンのラシン・サンタンデールに並び、スペイン1部リーグ史上の1シーズンの最多被PK数となっている。

マジョルカは今季ここまで、前半戦では第3節バレンシア戦(2回)、第4節ビルバオ戦、第5節ヘタフェ戦、第7節アラベス戦、第12節バリャドリード戦、第13節ビリャレアル戦、第15節ベティス戦、第17節セルタ戦、第18節セビリア戦の9試合で合計10回のPKを取られた。

後半戦は第25節ベティス戦(2回)、第32節ビルバオ戦、第33節セルタ戦、第34節Aマドリード戦の4試合で合計5回、PKの笛が吹かれている。

マジョルカが失点を免れたのは15回中1回のみ。唯一阻止したのは久保が後半18分にホームデビューを飾った第4節ビルバオ戦で、マノーロ・レイナが後半ロスタイムに今季一足早く引退したアドゥリスのシュートを防いでいた。

一方、今季ここまでリーグ戦34試合を戦ってきたマジョルカに与えられたPKは合計10回となっている。

マジョルカにはまだ4節残されているため、スペイン1部リーグ史上のワースト記録を更新する可能性が残されている。

(高橋智行通信員)