FW南野拓実(25)が所属する昨季覇者リバプールはFWサディオ・マネ(28)の2ゴール、新戦力となるスペイン代表MFティアゴ(29)のプレミアデビュー戦と好材料を豊富に開幕連勝スタートとなった。

2試合連続のベンチスタートだった南野は後半40分から途中出場したが、欧州チャンピオンズリーグ覇者バイエルン・ミュンヘンから9月18日に移籍発表されたばかりのティアゴも南野とともに早くもベンチ入り。前半ロスタイム、FWマネが素早い突破で相手DFクリステンセンの一発レッドカードを誘発。数的優位となった後半開始からMFジョーダン・ヘンダーソン主将(30)と交代で45分間プレーしたティアゴは効果的なパスで攻撃チャンスを演出した。試合後には自らのツイッターで「素晴らしいチームの努力。レッズは上昇する」とつづった。

後半に2ゴールを挙げたマネは「(ティアゴは)私だけでなく、世界中が彼の能力を知っている。世界で最高の選手の1人なのでチームに迎えられて幸運。今日は彼が素晴らしい選手であることを証明した」と絶賛した。ユルゲン・クロップ監督(53)は「(フィールド選手)10人による練習をしなくても、あのポジション(中央MF)で完璧なプレーヤー。彼の今日のプレーは自然なこと」とぶっつけ本番起用がズバリ的中して満足げ。3年連続の開幕連勝スタートとなり、指揮官は「(リーズに勝利した)先週はとても幸せでした。今週も違う理由で幸せ。両方のゲームが好きだ」と振り返っていた。