オランダ代表の世界的なセンターバックで最後のワールドカップ(W杯)に挑むファン・ダイク(34=リバプール)のインタビューを現地のヘット・パロール紙が14日までに報じた。
誰もが認めるキャプテンだが、オランダ国内ではリーダーシップに対して批判の声も聞かれる。その原因はどこにあるのか?そしてファン・ダイク自身は、リーダーとしての自分をどう見ているのか。
「時に、何でもかんでも一人で背負い込みすぎてしまうことがあるんだ」
オランダ代表は3日にアルジェリアに0-1で敗れ、9日のウズベキスタンには2-1で辛勝という苦しい戦いを強いられていた。国内では代表に対する不満と批判が渦巻く。
「もちろん、批判は付き物です。私は批判を全く苦にしていません。それどころか、トップレベルにおいては、自分自身やチームメイトに対して常に批判的であり続けることから逃れることはできません。現状の戦いぶりに、私自身が満足しているとでも思っているのですか?」
34歳。10代、20代のころと比べて、コミュニケーションの方法は変化している。
「誰彼構わず怒鳴り散らせばいいというわけではありません。お互いをポジティブな形で刺激し合い、グループ内における一人ひとりの個人的な役割を重要だと感じさせる方法を見つけなければならないのです」
最近、分かり始めたことがある。
「リーダーシップを周囲と分かち合う勇気を持つべきだと学びました。キャプテンだからといって、すべてを1人で背負い込む必要はないのです」
4年前、ファン・ダイクはカタールで、ルイ・ファン・ハール監督のもと自身初のW杯を戦った。オランダは準々決勝で、アルゼンチンとの壮絶な死闘の末にPK戦で散った。当時、代表メンバーの半数はオランダ国内リーグ(エールディヴィジ)の選手だったが、現在(2026年)はその大半、つまり半数以上がイングランド・プレミアリーグでプレーしている。
「その経験の差が違いを生むと期待していますが、国際大会で成功を収めるためには、個人のクオリティー以上のものが必要です。強い集団のダイナミクスを作り上げ、クリーンシート(無失点)を保ち、逆境を乗り越える力が必要です。確かに、ここ最近は強豪国相手に勝てていませんが、PK戦を除けば、私たちはかなりの試合数で無敗を維持しています。今回のW杯は、私たちがトップチームを撃破できる証明をするための、最高の舞台です」
表情には苦悩を乗り越えた自信が漂った。


