FIFAワールドカップ(W杯)史上最短の1試合でサブリ・ラムシ監督(54)を電撃解任していたチュニジア・サッカー連盟が16日、日本と北中米大会の1次リーグ第2戦(20日=日本時間21日)で対戦する代表の新監督に、フランス出身のエルベ・ルナール氏(57)が就任すると正式発表した。
公式インスタグラムに「W杯終了までの期間で代表監督にルナール氏を任命し、今夜から金銭的契約をもって任務に入る」と報告した。
アフリカ各国の代表監督を歴任したルナール氏は、ザンビアとコートジボワールを大陸王者に導いた。モロッコ監督として18年W杯ロシア大会に出場した際には、俳優と称された容姿と白シャツ姿で「白シャツの魔術師」「イケオジ」指導者として注目された。
19年からはサウジアラビアを率いて前回22年のカタール大会を迎え、後に優勝するアルゼンチンを2-1で破る金星を初戦で挙げている。「奇跡の監督」とも呼ばれた。フランスの女子代表監督をへて24年から再びサウジアラビアを指揮していたが、開幕2カ月前の今年4月に解任されていた。
日本とは20日(日本時間21日)に対戦。「劇薬」の投入に「解任ブースト」も相まって、一気に不気味な存在となってきた。
◆ルナール監督との過去の対戦
全てサウジアラビア代表監督時代のW杯アジア予選で、日本の2勝1敗1分け。初対戦は21年10月、アウェーで0-1で敗れた。22年2月には埼玉スタジアムで対戦し、日本が南野拓実のゴールなどで2-0で雪辱。24年10月には再びアウェーでぶつかり、鎌田大地らの躍動で2-0で勝利した。直近の25年3月のホームでの対戦は、0-0で引き分けている。モロッコ代表監督時代などは対戦がなく、今回のチュニジア戦が通算5試合目。本戦での対決は初となる。


