かつて日本代表も率いたメキシコのハビエル・アギーレ監督(67)は、韓国に1-0で勝利して1次リーグA組を首位通過したご褒美は、決勝トーナメント1回戦で“火山”とも称されるアステカスタジアム(メキシコシティー)でプレーできることだと語った。ESPNが報じた。
グアダラハラで行われた韓国戦で、後半に決まったルイス・ロモのゴールが「エル・トリ(メキシコ代表の愛称)」に勝利をもたらし、アギーレ監督率いるチームがグループ首位で決勝トーナメント(T)に進出することが決定した。
A組を首位通過したことで、メキシコは決勝T1回戦を“ホーム”アステカスタジアムで戦うことになり、もし勝ち進めば2回戦も同じ会場で戦うことになる。
前回メキシコがW杯を開催した1986年、同国が最後にベスト8へ進出した際の代表メンバーでもあったアギーレ監督は、アステカでプレーすることは選手たちにとって大きなアドバンテージになると語った。
アギーレ監督はメディアに対し「私は他力本願が好きではない。自分たちで結果を示さなければ、誰も代わりにはやってくれない。だが選手たちは、(韓国に)勝てば首位になり、アステカでプレーできることを理解していた。それは我々にとって素晴らしいことだ」と韓国戦での勝利を振り返った。
そして「アステカの要素は非常に大きい。40年前、あのスタジアムはまるで火山のようだった」「あそこでプレーすることはメキシコ全土を巻き込むことになる。だから当然、私もうれしいよ。我々は母国であと2試合戦うことが保証された。このまま勝ち進んでいけば、どこまで到達できるか楽しみじゃないか」などと話した。
アギーレ監督がメキシコを率いてW杯に臨むのは、2002年と2010年に続き、これで3度目となる。現在67歳となった同監督は、これまでの経験と年齢を重ねたことで、今大会ではより冷静でリラックスした監督になれたと説明している。
「なぜ今の我々は強いのか? それはチームの監督が、以前よりずっと冷静でリラックスしており、落ち着きを払っているからだ」と言い、「先日冗談を言い合っていた時、(ギジェルモ)オチョアが『監督は他のW杯ではこんな感じじゃなかった』と言っていたよ。でも今は、選手たちがずっとスマートフォンをいじっていても気にしないんだ」というエピソードも披露した。
アギーレ監督は「前回はそうしたことに固執していたが、今はもうそんなことに時間を無駄にしたりはしない。今の私は、監督としてよりリラックスしている」と自身について語り、「現在我々はFIFAランキング11位だが、選手たちには世界トップ10に食い込めるのだと信じてもらいたい」とチームに求めた。


