【ナッシュビル(米国)18日(日本時間19日)】シャドーの穴は同学年が埋める。20日(日本時間21日)にモンテレイ(メキシコ)で1次リーグ第2戦のチュニジア戦を戦う日本代表は18日、ベースキャンプで練習した後、チャーター機で決戦の地へ移動した。左膝を痛めて欠場するMF久保建英(25)の代役に、MF鈴木唯人(24=フライブルク)が名乗りをあげた。
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FIFAワールドカップ2026(W杯)デビューを狙うMF鈴木唯人が、チュニジア戦に向けて1段階ギアを上げた。冒頭15分が公開されたトレーニングでは軽快な動きを披露。「チャンスは常に狙っているし、いつ(チャンスが)来てもいいように準備しているつもり」。落ち着いた様子ながら力強い口調で意気込みを語った。
5月初旬に右鎖骨を骨折。W杯メンバーには選出されたが、同月下旬の国内合宿では対人プレーを控えることが多く、出遅れた。しかし、ここにきてけがの影響がないと言えるまでに回復。「もう少しプレー感覚のところは上げたいなと思うけど、それは試合入ればなるようになると思っている」と自信を見せた。
同い年のMF久保がオランダ戦で左ひざを負傷し、チュニジア戦が行われるモンテレイへの遠征に同行しない。MF南野、MF三笘を欠く中でシャドーに負傷者が続いた。そんな苦境で、今季ブンデスリーガと欧州リーグ(EL)でそれぞれ4得点3アシストと結果を残した鈴木唯人の存在感が増す。けががなければ左シャドーの有力候補だっただけに、復調はチームにとって朗報だ。
引いて守ってくるとみられるチュニジアに対しては、狭いスペースでも技術を発揮できる鈴木唯人の起用は理にかなう。「僕は攻撃の選手で、間で受けてグイグイいくのが特長。まずはチームとしてじれずに戦うことが必要だと思うけど、思い切ってプレーすることもより大事になってくる」。最終ラインを深くして守る相手を崩すためのキーマンとしての自覚を持ち「必ずズレが生まれる瞬間というのは試合の中で起こる。そういったタイミングでいい顔出しをして自分の動きを発揮できればいい」と攻略をイメージ。コンディションを上げてきた24歳が、世界の大舞台に立つ準備を整えた。【永田淳】
◆鈴木唯人(すずき・ゆいと)2001年(平13)10月25日、神奈川県三浦郡葉山町生まれ。横浜F・マリノスプライマリー追浜、葉山中、千葉・市船橋を経て清水入り。23年1月にフランス1部ストラスブールへレンタル移籍。同7月に清水に復帰するも、同8月にデンマーク1部ブレンビーへ完全移籍。今季からドイツ1部フライブルクに所属。24年6月6日のW杯アジア2次予選のミャンマー戦で日本代表デビュー。国際Aマッチ6試合0得点。175センチ、71キロ。


