マリン米国土安全保障長官は6月29日、サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会の1次リーグでイラン代表が敗退したことを受け「もう米国に戻ってこないことがうれしい」と記者団に述べた。「歌を1、2曲歌うか、喜びのダンスを踊る」ことに値すると歓迎した。AP通信が30日報じた。イラン代表は猛反発している。
APによるとマリン氏は、米国で1次リーグ3試合を戦ったイラン代表の入国を巡って「便宜を図った」と主張。イラン側が当初、チームに帯同させようとした人物の中には、米国が敵視するイラン革命防衛隊の関係者が多数いたと話した。
イラン代表は30日、米政府側が「世界的スポーツイベントの開催国に求められる原則を守るつもりがないことを改めて示した」とする声明を発表。イラン人は米国側による不当な扱いやうそに慣れており「敵対的な発言に驚きはない」とした。
イラン代表は、米国側の意向で大会中の拠点を当初予定していた米国内からメキシコに変更。米国ビザ(査証)が発給されず、試合に同行できなかったスタッフもおり、チームから不満が出ていた。APによると、イラン代表は30日、メキシコを出発し、帰国の途に就いた。


