ブラジル代表のアンチェロッティ監督(67)が“逆転勝利の王様”だとスペイン紙マルカが30日に報じた。

アンチェロッティ監督に率いられたブラジルは29日(日本時間30日)にヒューストンスタジアムで行われたワールドカップ(W杯)北中米大会の決勝トーナメント1回戦で日本と対戦した。

前半29分にMF佐野海舟のミドルシュートで先制点を許すも、後半に戦術修正を行い、後半11分にカゼミロがヘディングシュートで同点にすると、終了間際にマルティネッリが決勝点を記録し、2−1の逆転勝利を達成した。

ブラジルがビッグトーナメントで逆転勝利を収めるのは、5度目の優勝を成し遂げたW杯日韓大会以来24年ぶりのこととなった。

当時、2002年6月21日に静岡で開催された準々決勝イングランド戦でオーウェンに先制点を奪われた後、リバウドが前半終了間際に同点弾を決め、後半開始直後にロナウジーニョのFKで2−1の逆転勝利に成功した。今回の勝利は当時の偉業を彷彿とさせるものとなっている。

しかし同紙によると、アンチェロッティ監督率いるチームのこのような勝ち方は日常的なものであるという。

「これはアンチェロッティのスタイルにおいてお馴染みのものであり、彼のトレードマークのようなものだ。彼を応援する人々も彼に苦しめられている人々も、カルレット(アンチェロッティの愛称)と対戦している限り、試合終了の笛が鳴るまでは何も油断できないことを理解している。なぜなら、彼が予想外の勝利を収めるのは今回が初めてではないからだ」と過去に何度も成し遂げてきた強調した。

逆転勝利はアンチェロッティ監督の代名詞であり、特にレアル・マドリードに史上最多14度目の優勝をもたらせた21−22年シーズンの欧州チャンピオンズリーグでは、決勝トーナメントでパリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・シティーとの強豪相手に奇跡的な勝利を収め、“逆転劇の達人”としての地位を確固たるものにした。

アンチェロッティ監督がブラジルを率いて史上最多6度目のW杯優勝を成し遂げるためには、「Rマドリード時代のベンチでレジェンドとなったあの精神力に何度も頼らざるを得なくなるだろう」と同紙は伝えている。(高橋智行通信員)

【W杯特設ページ】はこちら>>