野上恵子(32=十八銀行)が、2時間36分27秒でゴールし銀メダルを獲得した。田中華絵(28=資生堂)は9位だった。

R・チェリモ(バーレーン)が2時間34分50秒で金メダルを獲得した。キム・ヒソン(北朝鮮)が3位に入った。

レースは、先頭グループのトップで引っ張る野上が、最初の5キロを19分9秒で通過。集団は11人で構成。田中は集団の中盤でついて行く展開。次の10キロを37分31秒で通過し野上の先頭変わらず。すぐ後ろをキム・ドヨン(韓国)がつけて縦長の展開が続いた。田中は13・8キロ付近で靴紐を結びなおすアクシデント。先頭集団と約10秒離れたが、すぐに追いついた。15キロを56分48秒で通過。先頭集団に追いついた選手1人を加え12人で先頭グループを編成してゴールを目指していく。20キロを1時間16分23秒で通過。

後半に入り、25キロを1時間35分28秒で通過すると、すぐの給水ポイントからチェリモが最初のスパートをかけ独走状態となった。野上は4人での第2集団の先頭で追いかける展開となった。30キロ地点で先頭のチェリモは1時間52分16秒で通過。野上のいる第2集団はチェ・キョンソン(韓国)、キム・ヒソンの3人となり34秒差で通過した。田中は9位で通過した。35キロはチェリモが2時間9分19秒、第2集団は1分27秒差で通過した。38キロ付近の給水ポイントで野上がペースアップしチェ・キョンソンが遅れた。

終盤の40キロをチェリモは2時間27分7秒、野上は通過前にスパートを仕掛け単独2位となり1分59秒差でゴールを目指した。

(タイムは速報値)