日本は今夏のパリオリンピック(五輪)から正式種目に追加される男女混合競歩リレーの出場枠を2枠獲得した。

同種目は男女1人ずつの計2人が1チームを組み、男子が1区11・195キロと3区11キロ、女子が10キロの2区と4区を歩く。今大会で22位以内に入れば1チームでの出場権を獲得、さらに2チーム目が各国の2チーム目の上位5カ国以内に入れば、追加で1チーム(合計2チーム)の出場権が与えられる条件のもと、日本は3チームが出場した。

池田向希(25=旭化成)岡田久美子(32=富士通)組が日本勢トップとなる2時間57分4秒で2位。高橋和生(27=ADワークスグループ)渕瀬真寿美(37=建装工業)組が3時間5分2秒(ともに速報値)で17位に入り、2枠獲得の選考基準を満たした。川野将虎(25=旭化成)梅野倖子(21=順天堂大)組は27位だった。

パリ大会の男女混合競歩リレー代表は、23年9月20日から今年3月の全日本競歩能美大会における男女20キロ競歩や今大会の成績を総合的に勘案し、本大会で活躍が期待できると評価された競技者を選出する方針となっている。

個人種目の男子20キロ競歩の出場枠数は各最大3となっており、男子は池田、女子は藤井菜々子(24=エディオン)が内定済み。その他の代表については、今月下旬以降に発表される見通しとなっている。