ハンドボール男子日本代表が29日、アジア選手権の行われたクウェートから銅メダルを胸に帰国した。

準決勝で韓国に延長の末に敗れたが、最低限の目標だった世界選手権(21年1月・エジプト)出場権は獲得。大会のMVPにも日本から東江雄斗が選ばれた。主将として初めてメダルを獲得した土井杏利は「韓国戦は勝てた試合だっただけに残念。でも、メンタルは大きく成長できた」と話した。

成田空港では、土井の父でフランス人のダニエルさんもチームを出迎えた。解散後は、空港近くの千葉・多古町にあるダニエルさんの店「TAKO ピザ&バーガーズ」で大崎電気の代表選手らが「納豆ピザ」や「黒毛和牛バーガー」などで打ち上げ。選手たちをもてなした土井主将は「あとは心の強さが必要。五輪までには、もっと強くなれるはず」と、東京五輪に向けて力強く話していた。