最終組の6人中3人が、大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を組み込んだ。

いずれもジュニアグランプリ(GP)ファイナル(12月、名古屋)に出場を決めている。

3連覇中である島田麻央(17)の武器でもあり、進出を決めているのは日本勢4人と韓国勢2人。切磋琢磨(せっさたくま)しながら、大舞台に備えている。

合計184・07点で2位だった岡万佑子(16)は転倒となった。

「『やらなきゃ勝てない』というのもあるんですけど、周りというより『トリプルアクセルもしっかり決めて、ノーミスする』という思いがあったので、挑戦し続けるんじゃなく、決めるっていう思いが強くないと、今後も失敗しちゃうなと思う。『降りて、勝つ』という思いはあるかなと思います」

合計181・42点で3位の金沢純禾(13=いずれも木下アカデミー)はジュニア1季目。着氷はさせたものの、1回転下の判定となった。

「ファイナルに向けても、たくさんの選手が跳んでくるので、自分もまだジュニア1年目だけど、入れていかないと戦えなくなってくる。同じチームの岡万佑子さん、(1組前で3回転半に挑戦した)川勝玲奈ちゃんもそうですし、世界チャンピオンの(島田)麻央ちゃんもそうですけど、同じチームでたくさんトリプルアクセルに挑んでいる選手がいると『自分も跳べるようにならないとまずいな』という危機感があるので、すごく上達するスピードも上がる。いい環境で練習をさせてもらえていて、ジュニア1年目でも、片足で立てるようになってきたのかなと思います」

合計171・73点で5位となった岡田芽依(15=名東FSC)も、1回転下の判定ながら着氷させて「回転は足りないですが、降りられたことは、自分の中で大きいことだと思います」と振り返った。前日2日のショートプログラム(SP)後には、組み込む理由を明かしていた。

「先生からも『ファイナルまでには、アクセルできるようになりたいね』とずっと言われていたので、それに向けてアクセルを練習してきて『ファイナルの前にどこかで入れてみたいな』ということで、今回入れることになりました。やっぱり今は、どんどんアクセルを跳ぶ選手が増えてきて、ファイナルに行く選手でも入れて、降りている子が何人かいる。『その中で戦っていくために、自分も必要だな』と思っています」

ファイナルに先駆け、22~24日には全日本ジュニア選手権(東京辰巳アイスアリーナ)が開かれる。4連覇中の島田はもちろん、多くのスケーターの成長にも注目が集まる。【松本航】