開会式の最終点火者は車いすテニスの上地結衣(27)、ボッチャの内田峻介(19)、パワーリフティングの森崎可林(18)のパラアスリート3人が務めた。日本パラスポーツ界スターの上地と今大会に出場しないが次世代を担う2人が起用された。東京大会の基本コンセプト「未来への継承」を盛り込んだ形だ。

パラ聖火リレーは共生社会を意識し、原則「初めて出会う3人」の3人1組で行われてきた。最終聖火ランナーも同様のルールで、3組9人が務めた。1組目は64年東京パラリンピックの卓球でパラ日本人金メダリストとなった竹内昌彦さん、アルペンスキーの大日方邦子さん、パラ競泳の成田真由美のレジェンド3人が登場。2組目は64年東京パラリンピック日本選手団団長で「日本パラリンピックの父」と呼ばれる医師の中村裕さんの長男で、医師の中村太郎さんら医療従事者3人が務めた。