札幌・菅野孝憲のストイック語録「楽は引退後にすればいい」と中学から考え、今38歳

北海道コンサドーレ札幌GK菅野孝憲(38)のことを誰もが「ストイック」と表現する。JリーグでGK歴代3位のリーグ戦通算586試合出場(22年シーズン終了時)を誇る守護神。これまでの取材で印象に残っている本人の熱さあふれる「ストイック語録」を紹介する。

サッカー

JリーグでGK歴代3位のリーグ戦通算586試合出場を誇る菅野

JリーグでGK歴代3位のリーグ戦通算586試合出場を誇る菅野

【JリーグGK通算出場試合数3傑】

(1)南雄太(大宮)663試合(J1=266試合/J2=397試合)

(2)楢崎正剛(名古屋)660試合(J1=631試合/J2=29試合)※引退

(3)菅野孝憲(札幌)586試合(J1=327試合/J2=259試合)

2月11日、熊本との練習試合でプレーする札幌GK菅野

2月11日、熊本との練習試合でプレーする札幌GK菅野

■全然無理しているわけじゃない

「ストイックだねと言われることに違和感。え? みんなは逆に何をやっているのかなって感じ」

プロ21年目の開幕が迫る23年2月の熊本キャンプ中に、周りからよくストイックと言われることについて聞いてみた。

「俺は次の試合だったり練習に向けて今、自分が必要なことを必要だと思ってやっているだけ。別に無理しているわけじゃない。ストイックって無理して我慢してやっているイメージがあるけど、全然無理しているわけじゃない」と否定した。

これまでのサッカー人生でサボったり、練習などに遅刻したことはないのか聞いた。シーズン中、毎朝集合時間よりかなり前にクラブハウスに到着して準備していると聞いたことがあるからだ。

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スポーツ

保坂果那Kana Hosaka

Hokkaido

北海道札幌市生まれ。2013年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、2016年11月からプロ野球日本ハム担当。
2017年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。冬季スポーツの担当も務め、2022年北京五輪ではノルディックスキー・ジャンプや複合を取材。