久田敏之(37=群馬)がイン速攻を決めて今年6度目の優勝を飾った。優勝戦は、気温6度とかなり冷え込んだが、風はそれほど強くなく絶好の水面コンディション。1枠の久田はインからコンマ00のきわどい踏み込みから押し切った。2着は向井美鈴、初Vを狙った佐藤博亮は3着だった。

レース後、久田は「大丈夫かな? って思ったけど、ホッとしました」と振り返った。早いスタートにひやりとしたが、慌てることなく1Mを回って押し切った。これで、来年のSGクラシック(戸田)の出場権獲得も濃厚となった。

次節は19日からの津一般戦。今年のSGはグラチャンでフライングに散り、ダービーは途中帰郷と消化不良だっただけに「もっと落ち着いて走りたい。地元桐生のチャレンジカップに出場するのが目標です」。来年はSGでも大暴れに期待がかかる。【渕上知】