準決11Rは小川真太郎を番手まくりした原田研太朗(27=徳島)が通算300勝を飾った。レース後「真太郎の頑張りに尽きる」と後輩をねぎらった。

 登録日から7年10カ月19日での達成で、表彰対象の10年以内では史上5人目。神山雄一郎、吉岡稔真氏(引退)、小嶋敬二、武田豊樹に続いた原田は「達成できて光栄。でも、まだ通過点ですから」と話した。

 一方、絶好の原田マークの橋本強は武田豊樹にかわされ冷や汗ものの3着で決勝進出。橋本は「後ろの武田さんを警戒していたら、研太朗に離れて…。お客さんにも怒られました」と頭をかく。それでもラインの結束力を見せつけ、「これまで2段駆けは別線にされるものとばかり思っていました。四国もやれる時代が来るなんて」と苦笑いで話した。