60日の休み明けも何のその。前期フライングを2本切った今井美亜(32=福井)が初日9R、5コースから鮮やかなツケマイを決め、3連単2万円台の高配当を演出した。実況からは「ブラボー」の声が上がった。今井も「良かった。どきどきでした」と安堵(あんど)した。

19年12月に徳山クイーンズクライマックスで、プレミアムG1を初優勝。女子の頂上決戦を制した。しかし、近年は再三のスタート事故などに苦しみ、B級降格が続く。今節も休み明け、さらに低調機の重荷がある中で、いきなり底力を発揮した。「直線は良くなったけど、乗り心地が良くない。スタートには気をつけます(苦笑い)」。操縦性アップを最優先に、さらにターン精度に磨きをかける。