エンゼル切れ4馬身先着/キーンランドC
<キーンランドC:追い切り>
サマースプリントシリーズ第4戦のキーンランドC(G3、芝1200メートル、30日=札幌)に出走するグランプリエンゼル(牝3、栗東・矢作)が、札幌ダートでしまい12秒4の切れ味を披露した。現在同シリーズ2位の同馬が優勝すればカノヤザクラを抜いて暫定1位に浮上。重賞連勝で短距離界のトップに躍り出る。
はちきれんばかりの馬体を揺らし、グランプリエンゼルが最終コーナーを回った。ポイントプリム(3歳未勝利)の外から並びかけると、藤岡佑騎手(レースは熊沢騎手)のゴーサインに機敏に反応。グッと体勢を沈めると、一瞬にして4馬身突き放した。5ハロン67秒9、ラスト1ハロン12秒4の時計以上に、躍動感ある動きだった。
矢作芳人師(48)は「見ての通り、反応は良かった。この前の方が(体が)ギリギリという感じだったが今回はプラスだろうね。自信満々、と書いてもらっていいよ」と笑顔がはじけた。前走の函館スプリントSは古馬を相手に快勝。浦河のシュウジデイファームで乗り込まれ、レース10日前に入厩するパターンは前回と同じだ。これぞ、夏を勝ち抜くための「矢作厩舎の勝ちパターン」。3歳牝馬は、グラマーな体つきになって戻ってきた。
馬が充実していることはもちろん、51キロの重量の恩恵も大きい。「持論だが短い距離の方が(軽量が)利く気がする。9月1日になれば52キロになる。今回も51キロで使えるって分かって使うんだ」と狙い澄ました参戦を強調。札幌芝1200メートルは2戦2勝。「ここでいいレースをしたら、スプリンターズSへと思っている。すごく時計が速かった開幕3週目の前回より条件もいいと思う」と師。スプリント界の新星が、重賞を連勝し女王になる。【和田美保】
[2009年8月27日8時24分 紙面から]
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