U-24アルゼンチン代表戦(26日・味スタ、29日・ミクニワールドスタジアム北九州)に臨む東京オリンピック世代のU-24日本代表のメンバーが19日、日本サッカー協会から発表された。

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17歳の中野伸哉は167センチ、49キロと細身。今季のJリーグ登録選手では最軽量となっている。だが、Jリーグオフィシャルデータ「J STATS」によると、年長者を相手に球際で競り負けることなく、タックル成功率は100%。開幕から5試合無失点を続けるチームの主力として活躍し、高精度の左足キックで2アシストもマークしている。

U-18(高校年代のユース)に所属しながらJリーグの公式戦に出場できる2種登録選手として、高校2年だった昨季もJ1リーグ戦14試合に出場。8月の鹿島戦、16歳11カ月22日でのJ1リーグ戦スタメン出場は04年の東京V・FW森本貴幸に次ぐ歴代2位の年少記録だった。8月のルヴァン杯では37歳年上の横浜FCのFWカズとの“年の差”マッチアップも話題に。今季は17歳6カ月10日で迎えた湘南との開幕戦で先発し、97年のG大阪MF稲本潤一(17歳6カ月25日)のJ1最年少開幕スタメン記録を塗り替えた。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)