ワールドカップ(W杯)イヤーとなる2022年のJリーグは18日に開幕します。今季達成されそうな記録など知っておいて損はない、注目すべき数字を取り上げ、数々の見どころを随時紹介します。

浦和レッズGK西川周作(35)がGK最多無失点記録の更新を目指す。J1通算522試合に出場し、フル出場して無失点だったGK完封数は歴代3位の162試合。2位の楢崎正剛(名古屋)の163試合にあと1試合と迫り、曽ケ端準(鹿島)の最多169試合の更新まであと8試合だ。

また、今季28試合に出場すれば、史上5人目、GKでは楢崎正剛(631試合)に次いで2人目のJ1通算550試合に到達。元日本代表MF阿部勇樹(現浦和ユースコーチ)の590試合に次いで歴代5位に浮上することになる。

今季はそのレジェンドの後任として、2年ぶりに主将を務める。「僕は自分らしく、明るく元気にプレーをし、キャプテンを務めていきたいと思っています」。昨季は32試合の出場で13完封をマークし、史上最年少でのJ1通算500試合出場も達成したが、「チームには阿部さんがいるんで、僕のはたいしたことない。楢崎さんに追いつきたい」。今年36歳の守護神はGK最多631試合出場の記録更新も視野に入れている。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)


<J1通算GK無失点試合ランキング5傑>

1位 曽ケ端準(鹿島)169試合

2位 楢崎正剛(名古屋)163試合

3位☆西川周作(浦和)162試合

4位 川口能活(相模原)101試合

4位☆林 卓人(広島)101試合

4位☆東口順昭(G大阪)101試合


<J1通算出場数ランキング10傑>

1位☆MF遠藤保仁(磐田)641試合

2位 GK楢崎正剛(名古屋)631試合

3位 DF中沢佑二(横浜)593試合

4位 MF阿部勇樹(浦和)590試合

5位 GK曽ケ端準(鹿島)533試合

6位 MF小笠原満男(鹿島)525試合

7位☆GK西川周作(浦和)522試合

8位 MF伊東輝悦(沼津)517試合

9位 DF山田暢久(浦和)501試合

10位 MF明神智和(長野)497試合

☆は今季J1所属。所属は現在およびJリーグ最終