川崎FのFW小林悠が「奇跡」のリーグ3連覇へ向けて3試合連続ゴールと調子を上げてきた。チームは残り3試合で首位横浜と勝ち点5差の2位と厳しい状況にあるが、35歳ベテランFWは最後まであきらめない姿勢を示し、8日の清水戦(3-2)で2-2の後半33分に決勝点となる今季5点目をマークして逆転優勝に望みをつないだ。

J1通算135得点の点取り屋にとって、これまで「あくまで通過点」としていた7年連続2桁得点の達成は厳しい状況になりつつあるが、12年連続の5得点には到達。リーグ戦で12年連続5ゴール以上は、03~13年の磐田FW前田遼一の11年連続を抜くJ1新記録となった。35歳シーズンで出場時間が限られながらも、その決定力と勝負強さはまだまだ健在だ。

チームは次戦12日のホーム京都戦で引き分け以下に終わり、横浜が同日の磐田戦で勝ち点3を積み上げれば、川崎Fのリーグ3連覇は消滅する。それでも鬼木監督は「奇跡を信じてやるしかない」と可能性がある限り、逆転優勝への望みを捨てない。

小林が次戦でもゴールを決めて4戦連発となれば、自身5年ぶり4度目。4戦連発の回数ではFW三浦知良の8度に次いで日本選手歴代2位の記録となる。そのカズのJ1通算139得点の記録更新まであと5点で、残りは3試合。シーズン2桁となる「通過点」を決めた先に、奇跡の優勝が待っているかもしれない。


<J1連続シーズン5得点以上>※所属は現在およびJリーグ最終

12年連続 小林悠(川崎F)11年~

11年連続 前田遼一(岐阜)03~13年

9年連続 興梠慎三(札幌)12~20年

8年連続 中山雅史(沼津)95~02年

8年連続 マルキーニョス(神戸)03~10年

<J1連続シーズン10得点以上>

9年連続 興梠慎三(札幌)12~20年

7年連続 エジミウソン(C大阪)04~10年

7年連続 佐藤寿人(千葉)09~15年

6年連続 ジュニーニョ(鹿島)05~10年

6年連続 小林悠(川崎F)16~21年