最近ひそかに「ウオーキングサッカー」が話題だ。お年寄りや女性向けのもので、走ってはいけないルール。ミャンマー戦は、それを見ているようだった。DF陣がダラダラとボールを回して。けがが怖いのか、パス、パスで相手を近寄らせない。ダッシュも少ないし、歩きながら、消化試合を1つ無難にこなしたね。
特に前半はひどかったよね。3バックの左センターバック伊藤と右のウイングバック菅原が、もっと攻撃に絡めばいいのに、無理をしなかった。ミャンマーが攻めてこないのに、あんなに低くポジションを取ったら攻撃が詰まってしまう。雨が降って気温が高くて芝が深い。でも前半、全体的に重たいと感じたのは、気候のせいではなかった。サイドが詰まるからバランスが悪く、FW小川は前を向いてプレーできなかった。
連戦では、ターンオーバー制を敷く日本は、この日はサブ組が中心だった。次のシリア戦(11日、Eピース)はレギュラー組が出場するだろう。普通、サブ組が5-0で勝てばレギュラー組も焦るはずだけど、この日、ベンチやスタンドで見ていた主力選手たちには焦りなんてないだろうね。
森保監督は攻撃的な3バックを試したようだが、こんな相手に「試す」という言葉は使わない方がいい。3バックでも2バックでも結果は変わらない。何かを試す相手ではなかったね。消化試合だったし、アジアの2次予選では多々あること。まあ、けが人が出なくて良かったんじゃないか。(日刊スポーツ評論家)







