今季新加入のJ2アビスパ福岡FW遠野大弥(21)に、リーグ戦再開初戦、FC琉球戦(28日、タピスタ)で、勝利に導いた2月23日ギラヴァンツ北九州戦に続く2戦連発の予感がする。本人も「わくわくしている。開幕戦でゴールを決めていい流れだったが、中断したことはしょうがない。また点を取って、いい形にもっていけたらと思います」と、闘志を燃やす。
チームは約1カ月半の活動休止を経て、5月19日からグループごとに分かれて再始動。6月1日から全体練習を再開した。活動休止中は「自分に足りない部分を見つめ直した」と言い、特に「筋肉量の増加」に取り組んだという。
「走るときのスピードを上げ、ドリブルのスプリントを多くしたいので、下半身のおしりの部分を重点的にやった。シュートの力が増し手応えを感じている」
たくましさが増した。メディアの公開練習日となった6月17日。1対1で行われた攻守の練習では、何度も瞬時の判断、スピーディーな動きで守備をかわしシュートまでもっていった。実戦から長く離れたが、ブランクを感じさせないキレがあった。「じょじょに上がって来ている。シュートの意識の高さがウリなので、どんどんアピールしていきたい」と気合十分だ。
さらに自宅待機中、イングランドのプレミアリーグ、マンチェスター・シティーの過去の試合映像などを見てモチベーションを高めていたという。「パス回しやポジショニングなど、勉強になりました」と言い、肥やしにした。
琉球について「ポゼッション(ボール支配率)サッカーと聞いているので、前から運動量を上げていきたい」とのイメージも描く。北九州戦でも、快速を生かした前線からのアグレッシブな守備で、自陣からパスをつなぐ相手のスタイルを封じており、再び貢献する自信はある。「再開し、サッカーができる幸せを感じている」。サポーターらへの感謝を胸に敵地に乗り込む。【菊川光一】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「サッカー現場発」)
◆菊川光一(きくかわ・こういち)1968年(昭43)4月14日、福岡市生まれ。福岡大大濠高-西南大卒。93年入社。写真部などを経て現在報道部で主にJリーグや高校野球などを担当、プロ野球などのカメラマンも兼務する。スポーツ歴は野球、陸上・中長距離。




