<高校サッカー:鵬翔3-1立正大淞南>◇5日◇準々決勝◇フクアリ

 立正大淞南が2大会ぶりの4強進出を逃した。前半に2失点。後半8分にFW田路(とうじ)大樹(3年)が獲得したPKをMF隅田竜太(3年)が決めて1点差に追いついたが、その5分後に鵬翔に3点目を許し、試合を決められた。

 南健司監督(42)は「ここで勝つのと負けるのでは天と地の差」。大会直前に主将のFW林大貴(3年)が鎖骨を骨折。エース不在でここまで勝ち進んできたが「正直、林がいたらというのは思った」と、胸の内を明かした。

 林に代わってキャプテンマークを巻いた田路は「全員が主将という気持ちだった。メンバーに入れなかった3年生のためにも国立に行きたかった。申し訳ない思いでいっぱい」と、唇をかみしめた。