＜高校サッカー：鵬翔３－１立正大淞南＞◇５日◇準々決勝◇フクアリ

　立正大淞南（島根）が２大会ぶり２度目の４強入りを逃した。中央突破が武器の攻撃陣が鵬翔守備陣に１点に封じられ、セットプレーから３失点。南監督は「ここで勝つのと負けるのでは天と地」と無念の表情。大会直前に主将のＦＷ林大貴（３年）が鎖骨を骨折。エース不在でここまで勝ち進んできたが「相手の中盤に圧倒された。うちはあれ（中央突破）しかないですから。（８強入りで）中央突破が（全国で）通用するという思いもあったが、決定打を作れず正直、林がいたらというのは思った」。林に代わり、ゲーム主将を務め、ＰＫを獲得したＦＷ田路（とうじ）は「全員が主将という気持ちだった。来年は先生を胴上げしてほしい」と話した。