第91回全国高校サッカー選手権は今日12日、東京・国立競技場で準決勝2試合が行われる。

 宮崎県勢初の4強入りとなった鵬翔は、ピリピリムードで星稜(石川)戦に備えた。準々決勝後、取材申し込みが殺到したことから選手のコンディションを最優先。この日もこれまで同様、練習取材は松崎博美監督(62)への代表質問だけで選手はなし。約1時間半、横浜市内で黙々とメニューをこなし、宿舎へ移動した。

 星稜は指揮官にとっても、鵬翔の前身となる宮崎中央時代の豚肉にまつわる“因縁”が懐かしい相手。監督としての若き日のことは覚えている。準決勝は県知事や市長も初めて応援に駆けつける。松崎監督は初の決勝進出へ「気負わずいつも通りのサッカーをし、粘り強さを見せたい」と意気込んだ。