ACミランを退団する日本代表FW本田圭佑(31)が15日、中国・上海で自身のサッカー教室を行い、中国リーグ移籍の可能性を現地メディアに問われ「(オファーが)来たら考えます。誘われたら、その時に考えたいなと思います」と発言した。破格の条件で世界中のタレントを集める注目リーグも、選択肢の1つなのか、否定しなかった。

 09年からオフを利用し夢を持つことの大切さを、世界各国でのサッカー教室を通じ伝え続けている。中国での開催は11年以来2度目。過去にドイツ、オランダ、タイ、ベトナム、米国、インドネシア、台湾、カンボジアで開催し、この夏はこの上海に続き、ウガンダにも行く。

 昨年6月に開設した自身の「ソルティーロ ファミリア サッカースクール」が3校ある上海で、約100人の子どもたちと触れ合った。

 フル出場した日本代表のW杯アジア最終予選イラク戦の開催地テヘランからドバイを経由して、上海入り。疲れもみせず大きな拍手の中会場入り。地元中国を中心に多くの報道陣も集まった。

 冒頭、子どもたちに「早くプレーしたい人?」と呼び掛け「早くやろう。以上」と短いあいさつで、ボールを蹴り始めた。