なでしこジャパンが23日、国際親善大会のアルガルベ杯(28日開幕、ポルトガル)へ向けて羽田空港から出発した。

 20日からは柏市内で国内合宿を行い、男子高校生との練習試合などを通じて攻守における戦術の確認を行った。高倉麻子監督は「ヨーロッパの強豪が集まりますし、簡単な試合はないと思いますけど、結果と内容が伴うようにしていきたい」と意気込んだ。優勝を逃した昨年12月の東アジアE-1選手権後のチームの変化については「みんながチームのために細かい話をしている様子を多く見かけるようになった」と話した。

 4月には19年フランスW杯出場をかけたアジア杯も控える。MF阪口夢穂は「チームの雰囲気は悪くない。自分たちのサッカーがどこまで通用するのか確かめたい」と表情を引き締める。エースとしての活躍が期待されるFW岩渕真奈も「勝つことが自信につながるし、優勝したい。個人としては1分でも長く試合に出たい。(コンディションは)どこも問題なくきている」と自信をみせた。

 アルガルベ杯の1次リーグで日本は28日にオランダ、3月2日にアイスランド、5日にデンマークと対戦する。